中国工場従業員教育を日本の手から離せ!!
中国工場の品質管理は、「教育に始まり教育に終わる」と言い、その教育は、中国人が中国人に教える体制を作れと言いました。
そのためには、教えることのできる中国人を育てなくてはなりません。
これは日本人がやることです。
ただし、未来永劫日本人が教えるということとは違います。
むしろ教育という部分を日本人の手から離すことを目的としているのです。
その理由の1つは、日本人が教育を担当していると、教育が進まないことがよく起きるからです。
どういうことかと言うと、日本人(駐在員)は忙しいので、何かあるとそちらを優先して「今日は都合により教育は中止」ということが頻繁に起きます。
そうしていくうちに教育は段々おろそかになって、いつしかなくなっていることはあちこちで起きています。
日本の工場でも教育計画は立てているが、生産に追われてずるずる延期、延期を繰り返して予定通り進まない会社を見ました。
読者のみなさんの会社で、思い当たるところはありませんか。
次回も従業員教育について、考えてみたいと思います。
中国工場・品質管理セミナーでも、従業員教育について話をさせてもらっていますが、みなさん何らかの課題を抱えていますね。