中国工場・食の安全・食材はなぜチェックしなかったのか??
中国・上海福喜食品で起きた問題のひとつは、使用していた食材の賞味期限が過ぎていたものを恒常的に使用していた問題があります。
マックやファミマの担当者は、どうして倉庫にある食材の確認をしなかったのでしょうか?
毒入り餃子事件やメラミン混入ミルク事件では、食材を加工する段階で異物を混ぜることで起きています。
従って、加工する工程を厳しくチェックすることで、こうした問題は防げると考えたのかもしれません。
この考えは間違っていません。
加工する工程を厳しくチェックするのは、絶対に必要なことです。
しかし、いくら加工工程がちゃんとやっていたとしても、使用している材料に問題があっては何の意味も持たなくなってしまいます。
使用する食材に問題がないかをチェックすることも、加工工程をチェックするのと同じように重要な項目のはずです。
ファミマの社長は、そこは信頼関係と言っていました。
その言葉の歯切れはすごく悪かったですね。
たぶん、社長自身も「どうしてやっていなかったのか」という想いがあったと思います。
中国企業や中国人を信頼するのは、とてもいいことですし大事なことです。
でも、中国企業や中国人と仕事をするときには、「信頼はしてもチェックは怠らない」、これが鉄則です!