2019/10/14 ものづくりニュース
中国工場・設備のメンテは大の苦手?!
中国工場と日本工場の設備に関して何が違うのかと問われれば、
メンテナンスがきちんとできているか、いないかが一番の違いと答えます。
日本で使っていた設備や機械を中国に持っていってもなかなかうまく生産できないとか、同じ型の機械を持っていっているのにどうして同じように生産ができないのか。
悩まれた方も少ないないでしょう。
その一つの要因に中国では設備に対するメンテナンスが出来ていないことがあります。
日本では当たり前のようにやっていたメンテが中国工場ではできていないのです。
今回は品質に直接関係があったわけではないですが、経費のムダとなっていたある日系工場の洗浄機の事例を紹介します。
ある日系工場で工程の管理状況を確認するために、工程の作業や設備管理などいろいろな記録を見せてもらっていました。
設備に洗浄機があったので、それに関する記録を見せてもらいました。
すると、その中に洗浄液を補充した記録がありました。
洗浄液は毎日のように補充されており、多い時は1日で2回以上補充されている日もありました。
その時は、さして気にすることもなく、「しっかり記録されているな」程度の感覚でした。
