中国取引先への5S指導はポイントのみ!!
工場従業員の意識や行動は工場の環境に倣う。
前回は、この理由について書きました。
工場の環境、つまり工場をきれいな状態に保つことが大事です。
そのために、5Sの3番目の「清掃」を徹底してやるように依頼します。
そして清掃ができたら、次に取り組むのが「整理」と「整頓」です。
これも常駐している訳ではない取引先にこの「整理・整頓」を指導するのも簡単ではありません。
これらについても1つのポイントだけをやりました。
「整理」は、現場に余計なものを置かない。
「整頓」は、置場を明確にして表示をする。
これだけですが、これが出来るだけでも大きな違いです。
上記の実施内容も放っておくと元に戻ってしまうのが、中国企業です。
前述した「清掃・整理・整頓」の実施内容を継続し維持できるようにすることが大事であり、大変です。
そのために、この内容の継続実施するための仕組みを作ることをやりました。
仕組みと言っても大げさなものではありません。
チェックシートを作って、それを元に毎週実施状況を確認してもらいました。
必要と判断したら、その活動状況を定期的に報告してもらうようにしました。