中国企業・新規選定の必須事項・経営者!!
中国企業の取引先を選定する場合、必ず中国企業の経営者(TOP)と話をして、その人の考え方や経営方針を確認することが大事になります。
トップが品質を重視していく、日系企業の要求になんとしてもついていこうと考えていれば、会社全体がその方向に向かって進んでいきます。
中国人はトップダウンに慣れていると言われています。つまりトップの言うことや方針は絶対的なものとなります。
そのトップが品質を重視すれば、現場もそのように動きます。技術やスキルの不足分はみなさんが指導すれば、その分だけ伸びます。
逆に、トップが品質ではなく利益を、それも目先の利益を求めている場合、取引をしてもずっと品質問題で苦労することは目に見えています。
中国企業にはこうした考えの経営者も多くいます。
もし、トップと話をして品質よりも目先の利益を求めていると思えたら、この企業との取引は慎重に判断してください。取引を始めた後に苦労するのは、担当者であるあなたですから。
また、品質を重視するとしたトップには、こんなお願いをしましょう。
「取引を開始したら、品質改善のために様々な依頼や要求をすることになります。でもそれは貴社のためになることなので、協力するようにトップから現場の責任者に指示をしてください」と。
その後の仕事がずいぶん楽になりますよ。
相手中国企業のトップと会えない場合はどうしたらよいのかと聞かれたことがありますが、何としても1度は直接会って話をするようにしてください。
取引開始の条件としてトップの考え方を確認することが、自社の決まりだと言ってください。