中国人スタッフへの教育内容は役割で決まる?!
以前セミナーである中小企業の海外進出に至る事例を聞く機会がありました。
中小企業ながらプロジェクトチームを作り十分な準備をして進めていたことが印象に残りました。
人の採用、幹部スタッフや現場のキーマンとなる科長・班長の採用が重要であるとの認識をお持ちのようでしたが、採用した後の教育に言及がなかったので、個別に聞いてみました。
教育が必要かつ重要であることはわかっているが、どのようなことを教育すればよいのか、ここのところが明確になっていないので手探りの状態で進めているとのことでした。
教育する目的は何でしょうか?
この場合であれば、科長や班長の職責・役割を果たしてもらうことです。
役割を果たすための教育をすることが必要でしょう。
では科長や班長の役割とは何でしょうか?
基本部分はどこの工場でも同じだと思いますが、細かい部分はそれぞれの工場の考え方や方針で違ってくるでしょう。
最初に科長や班長の役割をしっかり決めることが必要です。
それが決まれば、おのずと教育すべき内容は決まります。
ちなみにわたしが工場に入らせてもらった時には、科長や班長がその役割を果たしているかどうかをチェックします。
その結果に基づいて不足している部分を強化するための教育をすることになります。