中国人と通訳なし英語で仕事、読者コメント紹介!
ここで読者の方からいただいたコメントを紹介します。書き込んでくれた方、ありがとうございました。
最初は「はりこどん」さんのコメントです。
『一度で思ったとおりにならないのは中国語でも同じかも……。いずれにしても共通言語である「図示」で双方確認はとても重要だと感じた』
図やグラフは共通言語ですね。こうした工夫が大事だと思います。わたしも外観検査セミナーでは基準のビジュアル化を推奨しています。
次は「bao」さんのコメントです。このような経験をされた方は割と多いのではないでしょうか。
『1年間駐在していた時にわかりました。日本語訛りの日本英語と中国語訛りの中国英語。ほとんど通じませんでした。どちらも卓越した英会話力があることは確率上めったにありません。片言の中国語か片言の日本語の方がはるかにましです』
次は「mj」さんのコメントです。英語でも問題ない事例を書いてくれました。
『中英のバイリンガルとして雇ったスタッフであれば、ほぼ問題は無いはずです。在中欧米企業の現地スタッフとも英語で仕事をしていますが、全く問題ありません』
次は「物流屋」さんのコメントです。
『お互いにビジネスレベルの英語力を備えていれば、後は能力の問題。日本語であっても、言う側(日本人)は母国語ゆえに満足した気になるが、結局伝わっていない、理解されていない、というケースは多々ある。逆に外国語に不慣れでも、能力の高い人は見よう見まねででもポイントを掴んで改善に繋げることができる。
私は中国で日本語中心の組織と、英語が共通語の組織を両方見ていますが、伝わり方に差は無いです(私の英語力の問題で“伝え方”がなかなか難しいですが)。要は英語か日本語かの問題ではないと思います。
但し、日本の現場を中国に持ち込んだ場合、標準類から教育資料まで、全て日本語が基になっている為、この場合は日本語から直接中国語(現地語)にした方が、誤訳が少なく・手間も少ないのは現実としてありますね』
「能力の高い人は見よう見まねででもポイント掴んで改善につなげることができる」確かにその通りだと思います。ただ、そのような人にはなかなか巡り合えないですね。また、日系工場の場合は、言われるように「日本の現場を中国に持ち込んだ場合は、英語ではなく日本語で」がよいですね。
最後に「英語も片言」さんのコメントです。
『可能な場合も不可能な場合もあるという意味でこの選択肢を選びました。こちらの英語能力も十分とはいえない為、相手次第ですかね。互いに相手が何を言っているか全く聞き取れないこともありますが、その場合はアルファベット26文字をA・B・C……と発音してみせキャリブレーション(?)をかけると多少マシになりますかね。最後は英語での筆談なります(低レベルな事例ですみません)』
「低レベルな事例ですみません」。そんなことありません。こういうちょっとした事例が他の方の仕事の参考やヒントになることが多々ありますよ。
他にもコメントいただいています。「通りすがり」さんのは、次回紹介します。
補足
置かれた状況で頑張るしかないのが駐在員のつらいところですが、その状況を変えるのもまた自分(駐在員各個人)の役割と考えます。
会社に状況を変えるように訴えていくことも1つでしょうし、自分で工夫して伝達力を高めることも必要でしょう。