中国人とは顔見知りになって信頼関係を築け?!

中国人とは顔見知りになって信頼関係を築け?!

前回、中国人気質を表す代表的なエピソードを紹介しました。

 

中国人は、よそ者、知らない人間には無関心で冷たいという話でした。

 

みなさんきっと似たような話を聞いたことがあるでしょう。

 

実際、中国の人は面識のない人、知らない人に対してはとても冷たい、ビジネスライクな態度を取ります。

初めて泊まるホテルのフロントの対応で、そう思ったことはありませんか。

 

一方で、顔見知りになると急に態度が変わる、仲良くなるという性質があります。

一気にこちらの懐に飛び込んでくるような感覚ですね。

日本人の場合、仲良くなるにしても少しずつ、一歩ずつ距離を縮めていく感覚があるのではないでしょうか。

とても大きな違いなので、戸惑うこともあると思います。

 

ですので、取引先の中国人と顔見知りになって、仲良くなって一気にお互いの間合いを詰めてしまうことが大事になります。

そうやって相手との人間関係を作っていく、深めていくのです。

 

そのためには、仕事以外の場を設けることも必要です。

これは相手に媚を売ることとは違いますので、誤解しないでください。

 

中国では、驕って驕られて信頼関係を築いていくこともあります。

先方の会社や工場を訪問した際に、昼間工場での打合せだけで終わらせていませんか。

それでは中々人間関係を深めていくのは難しいですね。

打合せの後に食事を驕ったり驕られたりして関係を作っていくことを意識してやってみるのも

方法の一つだと思います。

 

例え購入数量が少なくても相手に、「あいつが言っていることだから何とかしてやろう」と思わせるまでになりたいものです。

この場合でも、こちらの要求をはっきり相手に伝えていることが前提になります。

言うべきことは言う、その上での信頼関係です。

 

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/