中国人とは顔見知りになって信頼関係を築け?!
前回、中国人気質を表す代表的なエピソードを紹介しました。
中国人は、よそ者、知らない人間には無関心で冷たいという話でした。
みなさんきっと似たような話を聞いたことがあるでしょう。
実際、中国の人は面識のない人、知らない人に対してはとても冷たい、ビジネスライクな態度を取ります。
初めて泊まるホテルのフロントの対応で、そう思ったことはありませんか。
一方で、顔見知りになると急に態度が変わる、仲良くなるという性質があります。
一気にこちらの懐に飛び込んでくるような感覚ですね。
日本人の場合、仲良くなるにしても少しずつ、一歩ずつ距離を縮めていく感覚があるのではないでしょうか。
とても大きな違いなので、戸惑うこともあると思います。
ですので、取引先の中国人と顔見知りになって、仲良くなって一気にお互いの間合いを詰めてしまうことが大事になります。
そうやって相手との人間関係を作っていく、深めていくのです。
そのためには、仕事以外の場を設けることも必要です。
これは相手に媚を売ることとは違いますので、誤解しないでください。
中国では、驕って驕られて信頼関係を築いていくこともあります。
先方の会社や工場を訪問した際に、昼間工場での打合せだけで終わらせていませんか。
それでは中々人間関係を深めていくのは難しいですね。
打合せの後に食事を驕ったり驕られたりして関係を作っていくことを意識してやってみるのも
方法の一つだと思います。
例え購入数量が少なくても相手に、「あいつが言っていることだから何とかしてやろう」と思わせるまでになりたいものです。
この場合でも、こちらの要求をはっきり相手に伝えていることが前提になります。
言うべきことは言う、その上での信頼関係です。