中国では交通事故遭遇のリスクは高い!!

中国では交通事故遭遇のリスクは高い!!

中国現地法人のトップが中国リスクを考えるときに日本人駐在員の行動もリスク管理の対象とすることが必要です。

前回、中国では交通事故のリスクについて書きました。

駐在員が交通事故に遭う可能性は、日本にいる場合よりもかなり高いと言えます。わたしが遭遇した交通事故の経験を紹介します。

 

自分の会社の車では事故に遭ったことはないのですが、他の会社の車に乗っているときに事故に遭った経験があります。

仕事柄取引先の工場を訪問する機会が多くありました。飛行機などで行った遠方の場合は、取引先の車で移動することになります。その時に事故に遭いました。

取引先の工場監査を終えて食事に向かうために先方の人と一緒にワンボックス車で移動中トンネルがありました。

トンネルに入ると中は渋滞しており、急ブレーキと言う程ではありませんでしたが、ブレーキを踏んだら後ろの車が対応できず追突してきました。

たぶんそんなにスピードは出ていなかったと思いますが、それでも追突されたときの衝撃はそれなりにありました。

当然シートベルトはしていないので、わたしも含めみんな体が前に飛ばされました。

前の座席に手をつくなりぶつかるなどで収まったのですが、たまたまですが日本から来ていた上司が最後列の座席の真ん中に座っていました。

ワンボックスなので真ん中には前の座席がありません。それで2列前まで体を投げ出されていまいました。

 

幸い大事に至ることはなくびっくりしたで終わることができました。

これで大怪我になっていたら、取引先を含め後処理が大変なことになるのは想像に難くありません。

万が一、死亡ということにでもなったら、それこそ大変な事態になっていまします。

残念ながら他社の運転手の運転はコントロールできませんが、自社運転手の運転はある程度コントロールできます。

工場のトップは、少なくとも自社の車で事故が発生することがないように運転手に交通ルールやマナーを守ることを義務付け、評価することは必要です。

 

さてわたしが遭遇した追突事故の処理がどうなったかと言うと、怪我人が出なかったこともあり、運転手同士がその場で話し合い、お金で決着をつけました。これが中国式ですね。

 

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/