不具合対策は各工場で同じが原則!?(前篇)
先日ある企業の生産技術者の方とお話をする機会がありました。その企業は中国へいち早く展開し、現在も中国内に数箇所の工場を持っています。
品質不良の話題になって、各工場の対応力の違いに話が及びました。工場によっては日本本社からの指示を忠実に実施する、違う言い方をすると本社の支持を待つ受身になっている。別の工場では、本社の指示を待つことなく積極的に不具合対策を実施する。
当然こちらの方がいいのだけれど、話をした生産技術者の方の顔がもう一つすっきりしていないのですね。この会社では複数の工場で同種製品の生産をしています。それはリスクヘッジのために以前から会社の方針として、最低2箇所では同じものを生産するようにしています
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今回のような災害発生時のこともあります。中国というカントリーリスクもあります。中国と言う意味ではカントリーリスクは厳密にはヘッジしていませんが、地域が違えば多少のヘッジなります。