三菱エンジニアリングプラスチックス、高意匠性ポリカーボネート樹脂を開発
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社は、特殊な染顔料と独自の配合技術を駆使することで、ポリカーボネート樹脂の特性はそのままに優れた意匠性を持った高意匠性ポリカーボネート樹脂を開発したと発表した。
優れた透明性と衝撃性を持ち、さまざまな着色用途に用いられてきたポリカーボネート樹脂。金属調や偏光調色を施すと成形性や衝撃性が低下しやすく、塗装を施すかピアノブラック原着が一般的だった。この課題に対し、特殊な染顔料をポリカーボネート樹脂と独自の配合技術でコンパウンドすることで、「光学特性」「衝撃性」「成形加工性」を維持したままポリカーボネート樹脂への調色が可能になったという。
■ラインアップ
- 金属調(金、銀、銅)
- 偏光パール
- 偏光メタリック
- 蓄光
- 透明蛍光青
- 光輝材の併用(蓄光、透明蛍光青、メタリックの併用品)
■用途例
- アミューズメント
- 自動車、電機電子分野の筐体部品
- シート、フィルム分野
アミューズメント、自動車内装、ABS樹脂塗装部品の代替に最適としている。