ラップとポリッシュは何が違うの?

ラップとポリッシュは何が違うの?

弊社は、セラミック製品を製造している会社です。
その一部の工程である研磨についてご紹介したいと思います。

ポリッシュとは?

ポリッシュと聞くと、みなさんはどのよう思われますか?

そうです、磨く、つやを出すと言った鏡面状態をイメージされる方が大半だと思います。

鏡面とは読んで字のごとく、鏡のようなピカピカの面のことを意味します。

ラップとは?

ラップと聞いて、すぐにイメージ出来るでしょうか?

実はラップとは一般的に『加工方法』を意味するため、表面状態を示す言葉ではありません。

しかし、電子・光学部品の分野では、ポリッシュを鏡面、ラップは梨地と認知されているようです。

では、梨地とはどのような表面状態なのか?

セラミックと金属では光沢に違いはありますが、ざらざらした質感が梨地です。

この光沢のない、ざらざらした質感が果物の梨に似ていることから、梨地と呼ばれるようになったそうです。

92501 92502

これで、表面状態の違いは分かりましたが、一つ疑問が出てきました。

梨地はラップ研磨で加工していますが、鏡面はどのように加工するのか?

実は、鏡面も加工方法は同じでラップ研磨を用います。

砥粒やラップ盤の素材を変えることで、極めて平滑な面が得れ鏡面となります。

ラップとポリッシュを明確に表現するならこうでしょうか。

・ラップ研磨 梨地仕上げ(光沢なし)  英語:Stain Finish

・ラップ研磨 鏡面仕上げ(光沢あり)  英語:Mirror Finish

ラップ研磨の基礎知識 (セラミック)

砥粒と加工液を配合したスラリーを使用する湿式ラップ図(a)では、砥粒がラップ盤とワークの間を転動します。

その時、砥粒先端が押し込まれるとワーク表面が脆性破壊を起こし、加工が進行します。

一方、乾式ラップ図(b)は、砥粒がラップ盤に半固定化され、引っかき痕を起こすことで加工が進行します。

925-3

ラップ研磨だけでも種類があり、その他にもいろいろな加工方法はあります。

セラミックを加工する場合は、その材質の影響を受け易いため、

目的にあった加工方法をいろいろ試して見て下さい。

 

■テクダイヤ技術向上ブログ
テクダイヤの開発・生産に携わる、若手エンジニアによる公式ブログ。技術情報はもちろん、失敗談や体験談など有益な情報を幅広くお伝します。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。