ヒューマンエラーモードに対しての解析手段~4M5E~
ブログをご覧のみなさまこんにちは!
ここ最近、急に冷え込んできて、身体が全然追いつかないデス。体調管理にお気を付けください。
今日は4M5E分析についてご紹介。
今テクダイヤのQMS推進活動の一環として、今後不具合発生時の対策構築として、導入するための準備中です。
4M5Eは主にヒューマンエラーに対しての分析方法として有効性があるとされています。エラー要因を多面的に捉えるとともに、対策も広い観点から検討できるとされています。
起源はNTSB(米国国家運輸安全委員会)の事故調査手法が起源とされています。
4つのMとは??
- Man(人)
- Machine(機械)
- Media(環境)
- Management(管理)
5つのEとは??
- Education(教育・訓練)
- Engineering(技術・工学)
- Enforcement(強化・徹底)
- Example(規範・事例)
- Environment(環境)
事故要因の分析を4つのMの観点から行い、それぞれの要因に対して、対策立案を5つのEの観点からマトリックス式で分析を実施します。
マトリックス表↓
このマトリックス表を埋めることによって、発生要因を抜けのないように明らかにし、再発しないように(網羅的な)対策を立てることができるとされています。
さらっと書きましたが、これを導入するのは簡単は話ではありません。表現が抽象的すぎると何もあてはまらず、ぼやけた対策となってしまいます。
そのため、冷や汗かきながら、今まで実施した不具合解析・対策の事例を組み込みながら、事例集を作成しています。
例えば……Manでも身体的要因・心理生理的要因・技量・知識・不正など様々な要因があります。
心理生理的要因としても、疲労や睡眠不足により作業に集中できなかった、タイトなスケジュールや上司からの圧力により一部の作業プロセスを忘れてしまった、この作業はこの手順で合ってるだろうという先入観・思い込みなど、考えられる事例はたくさんあります。
今はひたすら事例集めまっただ中。次のミッションはどのように教育するか。何かいい案ありましたら、教えてください!!
4M5E分析までの道のりはまだまだです……