パンツを脱ぐ勇気

パンツを脱ぐ勇気

人材業界から製造業へ転職してはや12年。業界用語とはよく言いますが我々の業界でも専門用語が多く入社したころは会議に参加しても宇宙語にしか聞こえなかったのを覚えています。そんな馴染みのない業界にあるテクダイヤへ入社しなぜ12年も続いているのかを振り返ります。(単なる個人ブログになりそうな予感)

 

テクダイヤはクライアント

私の前職は人材紹介業でテクダイヤは私が担当するクライアントでした。仕事がら採用面接に同席することもありテクダイヤの面接にも何度か同席しました。同席するうちに会社のビジョンや社長の熱い想いが面接者より私に刺さるようになり最後には私が入社してしまいました 笑

なぜ入社したのか?なぜでしょう?

技術的な知識もないのでテクダイヤの技術が優れているのかも分かりませんでしたし、会社もあまり忙しそうには見えませんでした(後で知ることになりますが、静まり返っているだけでPCの向こう側ではめちゃくちゃ激しく世界と動いていました)ので正直この会社大丈夫かな? と不安もありましたが、直感的に冒険が待っていそうでワクワクしました。それが私の入社理由です。こんなことを書くと早速後輩によく考えろと馬鹿にされそうですが。はい、すいません。

私も皆さんと同じ様に大学3年生の時に就活し、製造、金融、人材、通信など色々な業界、会社を見てみましたが、正直判断するのが難しく最終的には知名度が高く、規模の大きな会社に応募していました。決してそれを否定しているわけではありませんが、今振り返れば敷かれたレールを如何に早く、上手に進むかを考える事より、新たにレールを敷く事の方が私にとってワクワクし心踊ったのだと思います。

線路
 

VISAは取った?

ワクワクした冒険が私を待っているという直感は直ぐに当たりました!

私は入社後4ヵ月の研修期間を経て台湾へ赴任する計画がありました。研修が2ヵ月半程経った頃社長に声を掛けられました。「もう研修いいでしょ? 台湾行っちゃおうか?」

「は、はい……」海外赴任って、ちょっと埼玉まで的な感じで決まるもんだんだと驚きました。それから大体の赴任スケジュールを決め着々と準備を進めていた時にまた社長から声を掛けられました。「台湾のVISAは取った?」

そう、待っていても誰もVISAなんて届けてくれません。そうなんです! この時既にテクダイヤの大冒険が始まっていたのです!

その後慌てて「台湾 VISA 取得方法」とググりVISAを取りに行きました 笑

 

テクダイヤが教えてくれたこと

後で知ることになったのですが、私は自分が優秀ではない事を自覚していたのでそれを隠そうと格好をつけていました。格好をつけるというのは、知らない事を知っている振りをしたり、知っているような振りをして誤魔化したりしていました。今思えば何も誤魔化せていないですし、バレバレなんですけどね。でも当時はそうでした。ただテクダイヤにはそれを格好悪いとする文化がありましたので毎日毎日自分と向き合わされる日々を過ごしました。自分の見たくない、目を背けている部分を直視しなければいけないので、それはそれはきつかったです。

パンツを脱ぐ勇気。

はい、やっと出てきましたね。これ本のタイトルなのですが10年程前に会社の先輩に進められ読んだ本です。面白いので皆さんにも是非読んで頂きたいのですが、ポイントは『自分の殻を破る』。言われれば何となく必要な気がするし、わかってはいるけどなかなか出来ない事の一つですよね。私は運よく会社の力を借り、まだ完全ではありませんが長い年月を掛けて殻を破ることができました(薄皮かも)。でも殻の外は「あーこんなことのために殻をつくっていたのか」と案外大した事はなかったです。(尚更もっと早く破っておけば良かった泣)

自分がバカだという事と向き合いそれを認め、勇気を出して教えを乞うた時、同僚からも先輩からも顧客からも決してバカにされることなく、むしろ快く受入れてもらえた経験は私にとって大事な財産です。

皆様にもパンツを脱ぐことをおすすめいたします!

パンツ

PS:完全に個人ブログになってしまいました。C.J様ごめんなさい!

 

■テクダイヤ技術向上ブログ
テクダイヤの開発・生産に携わる、若手エンジニアによる公式ブログ。技術情報はもちろん、失敗談や体験談など有益な情報を幅広くお伝します。


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。