パナソニック、自動搬送ロボット『HOSPI』が新JIS規格に基づく初の認証を取得
パナソニック株式会社は、自動搬送ロボット『HOSPI(ホスピ)』に関して、生活支援ロボットの安全性に関するJIS規格に基づく認証を取得したことを発表した。
同認証は、一般財団法人 電気安全環境研究所(JET)が生活支援ロボットの安全性について新しく発行されたJIS規格「JIS B 8445」「JIS B 8446」に基づいて『HOSPI』の安全性を評価し、認証したもの。さらに生活支援ロボットの安全性に関する国際基準規格「ISO13482」も同時に取得したという。
『HOSPI』は、病院でスタッフの代わりに薬剤や検体を搬送するなど、人に代わって搬送作業をおこなう自動搬送ロボット。あらかじめ記憶した地図情報に基づき、センサーによって環境を認識しながら走行するため、これまでのような壁・天井内への埋込み工事や通路面へのガイドテープの施工が不要となり、目的地やレイアウトの変更が簡単におこなえるとしている。
今回の認証で『HOSPI』は、ロボットの機構や動作などに要求される安全性に関して、世界標準を満たすとともに世界に先駆けてタイプ別の基準もクリアした初めてのロボットになるという。