ディスペンサーノズル

ディスペンサーノズル

テクダイヤの精密機械加工製品の一つであるディスペンサーノズル。

長年培ってきた高い加工技術を基盤とし、価格や用途などをお客様のニーズに合わせて提供することができます。

今回はこのディスペンサーノズルとは何かを簡単にご紹介します。

①ディスペンサーノズルとは?
②ディスペンサーノズルが活躍している分野
③テクダイヤのディスペンサーノズル
④テクダイヤのディスペンサーノズルの特徴

①ディスペンサーノズルとは?

「ディスペンサー」とは液体を狙いの定量で吐出するシステムのことを意味し、このシステムを実現するための装置を「ディスペンス装置(液体定量吐出装置)」と呼びます。

ディスペンサーノズルは液体を吐出するために口金の様な役割として、ディスペンス装置に取り付けられます。ディスペンス装置は身の回りの様々な製品へ間接的に役立てられており、飲食料品を型や容器に流し込んだり、スマートフォンなどに微細な電子部品を固定するための接着材を塗布したりすることができます。

これらのような用途によって、吐出したい液体の粘度や温度、密度、固形物の有無などを考慮し、それぞれに適したディスペンサーノズルの内部形状、吐出穴の内外径など選定する必要があります。

②ディスペンサーノズルが活躍している分野

私たちが日々活用している電子機器は、素材の異なる複数の部品から構成され、それぞれが接着剤などを用いられ固定されています。

携帯電話の樹脂ボディー、液晶ディスプレイや、コンピュータゲームの操作コントローラーのスイッチ、または半導体のICチップと基板もそうです。

これらすべて「貼り付け」るためには、接着する材料を塗布しなければなりません。ここで接着剤を定量で正確に吐出するために用いられるのが、ディスペンサーノズルです。

③テクダイヤのディスペンサーノズル

テクダイヤのディスペンサーノズルは世界中から注目を集める最先端技術から、身の回りで使われている工業製品の開発・量産まで、幅広い分野で活躍をしています。

例えば、人間寿命の常識が覆ると言われている再生医療において、人間の臓器を3Dプリンターで生成するバイオマテリアル・プリンティング技術や、宇宙開発の分野からもロケットに搭載される冷却噴射装置の開発に採用されるなど、次世代のテクノロジーに貢献しています。

また、電化製品などに搭載される回路基板の実装工程やスマートフォンの組み立て工程のような、微細な場所に接着材を塗布しなければならならない工程や、一定の吐出量を高精度で繰り返さなければならない液晶パネル製造における滴下工程など、普段の暮らしの中にもテクダイヤのディスペンサーノズルが活躍をしています。

④テクダイヤのディスペンサーノズルの特徴

テクダイヤのディスペンサーノズルでは内部形状にテーパー形状を採用しています。内部の段差を極限まで排除することで、段差部への材料蓄積や硬化を防ぎ、高い流動性を維持することができます。

またお客様のご要望に合わせて、内外部の形状だけではなく、先端吐出穴の内外径も自由にカスタマイズすることが可能です。

特筆すべきは、その先端吐出穴の内径のラインナップです。テクダイヤは長年培ってきた高い金属加工技術を活かし、業界最小の内径10μmのディスペンサーノズルの開発に成功。

ミクロン単位の吐出精度は世界中の専門機関から高い評価を頂いています。


《段差のないテーパー形状》


《業界最小内径!先輩から聞く開発秘話は凄い話ばかり……》

参照
http://www.tecdia.com/jp/products/precision/dispenser/


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。