セラミックコンデンサの信頼性試験
こんにちは。品質保証部のたまごです。
さっそくですが、みなさん信頼性試験、というものはご存知でしょうか。
簡単に言うと、製品を100時間、500時間、1000時間…と長く使っていった時に、問題が起きないかどうか?
もしくは、製品に何十回、何百回と温度変化を加えたときに、問題が起きないかどうか?
など、お客様のところで長期に製品を使った時にどのような状態になるかというのを、
検証する試験のことです。
今、私が主に担当しているのがこの信頼性試験であり、製品の品質保証には重要なのですが、
私を困らせてくる、手のかかる子でもあります。
例1)
2000時間(約4か月!)まで試験する必要があるのに、途中で変なチップが出てしまった!
装置が原因なのか、チップが原因なのかわからない!
→仕方ない、再測定だ
→再測定してもわからない、外観を見よう…
→外観を見ても不明、SEM観察が必要か…!? ひええ~大変だ~~~
例2)
あれれ?途中でデータが入れ替わってない?数値おかしくない?
→私:100時間のデータ入れ替わっているよ~気を付けてね~ 担当者:OK~
→私:500時間のデータ、また入れ替わっているよ~~(汗 担当者:OK~
といった具合に、時間もかかりますし、確認の手数もかかる試験なので、
こまめに1つ1つのデータやチップ状態がどうなるかを細かくみていく必要があります。
それぞれの顛末がどうなったかはまた別のお話ではありますが、
信頼性試験に携わるようになってから、無駄に(?)データを疑うようになりました……。
だって、2000時間(4か月)以上かかる試験を失敗したら、取り返しつかないですから……。
根気が必要な業務ですが、1つ1つ確認して大切なデータにしていきます!
品質保証部 たまご