シーケンス制御講座「デバイスについて」
基礎からはじめるシーケンス制御講座
中級:デバイスについて
デバイスについて簡単に説明します。デバイスとは今までラダー図を作成する時に使用した、「M0」や「X0」のことです。
ラダー図作成のときは、私はコイルや接点とよんでいましたが、これらをまとめてデバイスとよびます。
ここで重要なのは、デバイスには大きく分けて「ビットデバイス」と「ワードデバイス」があることです。
「ワードデバイス」についてはまだ説明していませんので、ここで簡単に説明しておきます。
まずビットデバイスとは、ラダー回路の作成などで説明をした「M0」や「X0」「Y0」のことです。
「ビットデバイス」はその名の通り1か0しかありません 。
もっと簡単に説明すると、「ON」か「OFF」しかありません。「M0」はONかOFFの動作しかできず、その中間はないのです。
逆にワードデバイスは、数値が扱えます。
これは複数のビットが集まったデバイスです。1つのビットはONかOFFしかできません。
ワードデバイスはこのビットが16個で構成されています。
そのためワードデバイスを1個使う場合は、16ビットとよんでいます。
例:
0000 0000 0000 0001 =「1」
0000 0000 0000 1111 =「15」
こんな感じで数値として扱っています。
ただし一番左のビットは+(正)と−(負)の記号に使用するので−32768〜32767の範囲で数値を扱えます。
ただ実際の回路作成では、このようなビットを数値に変換する必要はありません。
特に意識することなく普通に数値で扱えます。
説明しても分かり難いので実際に使って覚えましょう。
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