エクセルで学んだ3つのこと
私が最初にエクセルに触れたのは社会人になってから。
それまで一度も触れたことがなかったので、先輩社員に
「これがセルというもので、ここにこうやって式を入れると計算できるんだよ」
といった”エクセルとはなんぞや”レベルから教えてもらいました。
入社1年目ということで色々事務作業を任されるのですが、
先輩や上司から「こうやればもっと早いよ」と関数を教えてもらい、
「え?手品!?」と思うほどその現象に驚き感動したことを今でも覚えています。
その感動冷めやらぬうちに関数の本を購入し、エクセルを勉強。
今日まで十数年エクセルを使ってきて、こんなことを学べたかな、ということを挙げてみます。
1) 作業の効率化
エクセルといえば関数、関数といえば作業の効率化。
1件1件作業をすると1時間掛かるものも、関数を使えば5分で終わる、なんてことも多々あります。
おまけに手作業ではミスが起きるが関数を使えば作業は一定。
関数は全てを事細かに暗記する必要はなく、あんなことやこんなことが確かできるな、レベルで十分。
あとはネットで検索すればいっぱい答えが出てきます。マクロやVBAまで使えれば更に効率化が図れます。
※信用しすぎると参照範囲や参照先がずれていたり、式が入っていなかったりするので、
エラーが起きない仕組みも合わせて考えましょう。
また、凝りすぎて目的を見失うことがないよう、関数の使いすぎには注意しましょう。
2) リレーショナルデータベースの概念
オススメ関数をひとつ挙げるとしたらVLOOKUPなのですが、
これを使っているとどうやってデータが繋がっているか、繋げるか、が分かり、
リレーショナルデータベースの概念を理解することにも繋がると思います。
昨今Webベースのアプリが色々開発されていますが、そういったものの理解も手伝ってくれます。
3) 思考法
リレーショナルデータベースの概念を理解すると、
物事の繋がり、因果関係、なぜこういう現象が起きるのか、
といったことを普段から考えるようになり、癖がつくというか、思考法も身につくと思います。
ということで、私なりにエクセルから学んだことを書いてみましたが、
勉強してよかったと思うことはエクセルが使えるようになったということではなく、
意外にもデータベースの理解やロジカルシンキングの訓練だと勝手に思っています。
エクセルを使う機会は色々なソフトやサービスの普及により減っていると思いますが、
それでも今はまだまだ身の回りでもエクセルを使う機会はあるようです。
業務改善にも役立ちますし、意外な副次効果も得られると思いますので、
簡単なことからでいいので挑戦してみてください。さぁ次は何やろうかな。