よい資格認定でも漏れはあった!

よい資格認定でも漏れはあった!

前回までで資格認定を仕組化してうまく活用している会社の事例を紹介しました。

資格認定をうまく回すにはそのための教育がしっかりできることが前提となります。この会社はその教育部分もしっかり仕組化していました。

新規購入の工場監査であったのでQC工程表をベースに工程を一からチェックしていきました。

 

今回購入する製品が流れていない場合は、先方の了解を得て類似製品の工程で問題の有無を確認しました。

最初の方の工程で材料を炉で乾燥させていました。炉は3台あり、どの炉を使ってもよいことになっていました。

実施記録をチェックしていくと実施した日付、時間、温度、材料名、ロットNoなど必要なことは記載されているようにみえました。

 

ところが3台の炉の記録がひとつになっており、どの炉で乾燥させたのかわからない状態でした。

細かい話ではありますが、これでは炉に故障や異常があったときに後追いができずすべての材料・ロットが対象となってしまうことになります。

炉ごとに乾燥記録を付ければよいだけなんですね。よく管理できている工場でもこのようなことはあります。

 

話が横にそれてしまいました。資格認定の話に戻します。

最初の工程でできたものの検査をある装置を使って行っていました。

その装置の所で検査内容の確認と発見された不良の処置について聞きました。先方の担当者は丁寧にそれについて説明をしてくれました。

 

その中でこの装置の検査判定は誰でもできるものではなく、それなりの人がやらないとできないとの話がありました。なるほどと思いその時に検査をしていた検査員の名札を見ましたがこの装置の検査資格はありませんでした。

次回に続く。

出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/