まるで“カルガモ”! ZMP、人や親機の後ろをついていく台車ロボットを出荷開始
株式会社ZMPは、台車型の物流支援ロボット『CarriRo(キャリロ)』の出荷を開始した。
『CarriRo』は、荷物の運搬に用いる台車にロボット技術を適用。ほとんど力を使うことなく荷物を運べるほか、作業者や親機に追従可能。物流や製造の現場で作業負荷の軽減と作業効率の改善を実現する。
特長
ドライブモード
ハンドルにあるジョイスティックを操作すると前後左右に走行し、ほとんど力を使うことなく荷物を運べる。
カルガモモード
付属のビーコンに反応し、作業者や親機に追従可能。作業者の負担なく、一度に最大3倍の荷物を運べる。
自律移動(開発中)
必要な経路をあらかじめ教えておくと自動で移動し、荷物を搬送させることができる。
IoTパッケージ(開発中)
SAP、凸版印刷と協業し、『CarriRo』が入手可能な情報とRFIDから読み取った在庫情報をシステムと連携させることにより、さらなる業務効率化、現場の見える化を推進する。
用途例
- 倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化
- ベルトコンベアやAGVの代替として、工場内の工程間搬送に
女性や高齢者でも運搬作業ができるようになるため、働き手の拡充や雇用の促進にも貢献するとしている。
主な仕様
- 質量:55kg
- 大きさ:幅600mm、奥行900mm、高さ200mm
- 最大積載荷重:100kg
- 最大速度:6km/h
- 充電時間:2時間(80%)、6時間(100%)
- 稼働時間:8時間 ※稼働状況によって異なる
- 追従センサー:光学式
- 登坂角度:3度
- 充電方法:AC100V専用充電器
出典:『ZMP、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の出荷を開始』株式会社ZMP