どうしてディスペンサーを使用するの?|エンジニア☆玉手箱 第2回
液剤塗布トータルソリューションのサンエイテックが提供する面白ブログ「エンジニア☆玉手箱」より、ちょっと前の技術者が考えていた未来がどのように変わっていくのかの読み物編、ディスペンサーを初心者向けの入門編、実際の塗布現場での問題解決のヒントなどを面白く分かりやすくご紹介します。
- 第1回:『ディスペンスの語源は人を幸せにすることだった?』
今やあらゆる業界の製造現場で欠かせないディスペンサー。ディスペンサーは、作業の利便性を向上させただけでなく、製造現場の様々な課題によって進化を遂げてきました。
第二回目となる今回は「どうしてディスペンサーを使用するの?」です。
ディスペンサーって色んなところで使われているのはよくわかったけど、どうしてディスペンサーじゃないといけないの?
近年、小型化や、高精密、高機能製品の市場ニーズが高まっていて、製造現場では高度な塗布技術が求められておる。それぞれのニーズに合ったディスペンサーを選定、導入することによって、その厳しい条件をクリアすることが可能になるんじゃ。
確かに、ケイタイのカメラとかこーんなに小さいし、手でくっつけたりするのは大変だー!
しかも不良品も減るし、作業効率もよくなって時短になるから、ディスペンサーは今や製造現場では欠かせないアイテムなんだぜ。
ディスペンサーを使うことで、みんなが楽チンになって、空いた時間ができるってことだね!そしたら、みんなエイちゃん達と遊んでくれるかしらー♪
エイちゃんは、空いた時間でもうちょっと勉強した方がいいかものう。。
自動車部品や医療や通信の精密部品、液晶やLEDなど精密機器など、製造の全自動、半自動、手作業の現場で使用されているディスペンサー。接着剤の塗布だけでなく、例えば、連続して点を塗布したい、きれいに線上に塗布したい、均一量の液剤を注入したいなど、様々な液剤を定量吐出したい際にディスペンサーは使用されています。
また、気泡が混入しやすい液剤から気泡を取り除いたり、逆に粘性の低い液剤の液垂れを防いだりすることができるため、安定した品質で塗布したい場合に利用されることも多いようです。
液剤の塗布は手作業でも可能な場合もあります。しかし、塗布にムラが生じたり、不良品が生じてしまうこともあるため、無駄を無くし製品の品質を向上させるためにディスペンサーを導入する事例も多く見受けられます。
粘性の高い、低いに関係なく、液剤を安定して定量吐出したい際にはディスペンサーはとても有効な手段と言えます。手作業では難しい接着剤の塗布や、連続した点の塗布や均一量の注入などディスペンサーだからできる作業も多くあります。多くの製造現場で、ディスペンサーは製品の品質向上、無駄なコストの削減、そして作業の軽減に役立っています。
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