「ひとり情シス」って何?

「ひとり情シス」って何?

「ひとり情シス」が直面する問題と、企業活性化への働きかけ方は……

 
 

「ひとり情シス」って?

今回は、技術の話から少し離れてしまいますが、「ひとり情シス」について話をします。

まず、「ひとり情シス」って何?と思う方もいらっしゃいますよね。

「ひとり情シス」を簡単に言うと、1人の情報システム担当者が、社内のすべてのIT関連業務を

おこなっている状態のことを言います。パソコンやサーバーの管理からソフトウェアの使い方、

IT機器の手順書作成や故障時の修理対応など、これらを1人や兼務、または極少数でこなさざる

を得ないということです。

統計上、弊社同様100名規模では、情報システム部門の人数は2~4名が50~60%程度のようですが

まだまだ兼任で対応する会社も少なくありません。

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情報システム部門の役割とは……?

情報システム部門って何をする部門……?と聞かれると、これは企業によりさまざま。

「複合機の担当者はいらっしゃいますか?」

「クラウドサービスの担当者は……」

「文書管理の……ではCAD製品の……」 弊社はみんな一緒です。

例えば、機器の監視、管理などインフラだけの企業もあれば、WEBサイトやプログラムの

作成やセキュリティ対策、社内の評価基準や業務手順までおこなう企業など、企業によって

求められる業務範囲も異なってきます。また、昨今注目を浴びているAIによる自動化やIOT

導入、テレワークなど、企業発展のためのキーワードは目白押しです。

ただそこは「ひとり情シス」。大企業であれば役割分担もありそうですが、社内の何でも屋

になりがちに。一人で抱えるだけでなく、管理部の命題である「企業の業務を止めない」が

最優先となり、業務の大半をシステム保守や障害対応やヘルプデスクに費やすという企業も

少なくないと思われます。

 

情シスが企業を活性化させるために!

では、どうすれば活躍できる情報システム部門になるのか。

よく言われるのは、協力会社に展開可能な管理をアウトソースすること。

ただ「ひとり情シス」はこれが苦手です。それまでひとりで対応出来ていたものが、

他者と共有をすることで、仕組みも手順も進度も“見える化”する必要が出てきます。

でも、担当者に属人化しないためにも、是非“見える化”をお勧めします。

……私も苦手だけれど。

「ひとり」から「ふたり」へ複数体制にすることで、アウトソースによる作業効率の

向上だけでなく、複数の視点から見た課題の抽出や対策を立てることが出来、会社へ

のアプローチの幅を、2倍以上に広げることにつながるのではないかと考えます。

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我が社は「ふたり情シス」……

そのような中、弊社は10年程前まで1名でしたが、現在は2名体制。

昨今、強力な二人目の仲間が新たに配属になりました。

さて何から手を付けましょう!!

昨今はサーバーを一新させ、Microsoft環境など業務基盤やコミュニケーションツールを整え、

社員間、拠点間の情報交流活性化を促進中です。

そして、海外拠点とも連携した統合基幹システムプロジェクトも現在大詰め。

データの連携による業務活性化には、インフラだけでなく、マスタやプロセス運用にも絡んで

活動しています。

業務を活性化するためのツールや仕組みは日々生まれ、年々増えています。

トレンドを掴み、社内に展開する。手を付けたいことが溢れています。

ソーシャルディスタンスで、物理的な距離間は開いても、情報交換はより密に!

弊社の「ふたり情シス」はふたりと言わず、周囲の社員を巻き込みながら、企業の活性化を

目指せる部門を目指します。

 


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。