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部材受入検査の重要さ

部材受入検査の重要さ

Material Incoming Inspection(部材受入検査)という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?

簡潔に言うと、投入準備をする前に、受入れた部材を外観検査するという工程です。

外観検査項目は、部材によって様々でありますが、顕微鏡を通して良品とNG品を仕分けるのが、主な作業。

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(写真↑:作業はこんな感じ)

Cebu Microelectronics Inc. (CMI)にはFuture Product Introduction(FPI)という部門があります。

FPIは他の部門と違い、量産を行うのではなく、R&D的な役割を持ちながら、新規ビジネス案件用の試作・少量生産を行う場所です。

色々な種類の製品がつくられるので、もちろん部材の種類も様々です。

 

ちょっと話がずれますが、製造では100%という言葉は、あまり聞きません(分かる人なら分かると思います)。

もちろん理想・目標の数字ではありますが、何らかの理由によってNGは必ず発生します。そのNGを最小限に抑えるために、色んな知恵をしぼりながら工夫します。

部材外観検査も、その一つです。この工程でNG部材を省く事によって、後々に起きそうなリスクの種を無くすのです。

 

話を戻します。

すこし前に、FPIの部材受入検査の結果をカスタマーに報告したら、「CMIはここまで見ているのか、すごい!」という、コメントをもらいました。

忠実にカスタマー指定の基準にそって作業を行い、さらに、NGかもしれない部材も含めて報告した結果に頂いた褒め言葉でした。

本来ならば無駄な作業になるかもしれませんが、組立もしくは試験工程でNGになるかもしれない原因要素をあえて報告する。

両者にとってムダに掛かる時間・コストを最小限にできるメリットもあるので、正しい行動であると思います。

 

この何でもないような作業をコツコツと行う事で100%という目標に近づけるのです。

この部材受入検査が、いかにどれだけ重要であるのかというのに、改めて気が付かされた瞬間でもありました。

南国の坊主@CMI


創業40年の製造業。ダイヤモンド事業からスタートしたテクダイヤは、会社本来の「人好き」が作用し、人との出会いを繰り返しながら業態変化を続ける。 現在はセラミック応用技術・精密機械加工技術・ダイヤモンド加工技術をコアとしながら先端技術のものづくりを支える。スマホやデータセンターなどの通信市場、更にはNASAやバイオ領域にも進出中。