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“現場”をIT化する「GEMBA Note」、IoTのインタフェースに...

2016/11/1 IT media

“現場”をIT化する「GEMBA Note」、IoTのインタフェースにもなる (朴尚洙,[MONOist])

 MetaMoJiは2016年6月20日、東京都内で会見を開き、建築や製造ライン、設備点検などの“現場”で使用するタブレット端末向けデジタルノートアプリ「GEMBA Note for Business」の導入事例について説明した。

MetaMoJiの浮川和宣氏

 GEMBA Note for Businessは、紙の資料が用いられていることが多い、さまざまな業種/分野の“現場”をIT化するツールとして提案するアプリだ。現在はiOS向けのみだが、2016年内にはWindowsのストアアプリを用意する計画。需要が高まればAndroidアプリも開発する方針である。税別価格は、iOS向けアプリが5ユーザーで年額10万円から。また、同年6月21日からは「GEMBA Note」の個人向け製品の販売も始めた。個人向け製品もiOS向けアプリで、価格は月額480円、年額5000円。同年7月中旬までは半額キャンペーンを実施する。

 同社社長の浮川和宣氏は「2010年に『iPad』が登場したときに、PCでは到達できなかったところまで行ける新しいものが生まれたと感じた。オフィスのIT化で重要な役割を果たしたPCだが、“現場”のIT化に求められることに対応できていない。そこで、iPadのようなタブレット端末を基に、“現場”のIT化を実現しようと考えた。それがGEMBA Note for Businessだ」と語る。

 GEMBA Note for Businessの最大の特徴は「現場の“今”を逃さない」(浮川氏)点だ。従来の現場では、紙の資料にメモを書き込んだ上で、会社や事務所に戻って清書したり、表計算ソフトで帳票を作成したりしていた。これを、GEMBA Note for Businessを使って現場で情報を収集して書き込みを行えば、会社や事務所に戻っての作業をほとんど無くすことができるという。

4つの導入事例

 会見で紹介された導入事例は4つある。1つ目は「現場調査」だ。従来、出入り口にシャッターを取り付ける際の現場調査作業は、現場でドアの状態などのスケッチを手書きし、それを事務所に戻って清書するという流れになっていた。慣れている場合でも、現場でのスケッチに15分、戻ってからの清書に1時間程度の時間がかかっていたという。

従来の「現場調査」では紙資料での手書きスケッチ(左)を、事務所に戻って清書(右)していた
従来の「現場調査」では紙資料での手書きスケッチ(左)を、事務所に戻って清書(右)していた

 GEMBA Note for Businessを使えば、シャッターを取り付ける出入り口の写真を撮影し、そこに必要な寸法情報を書き込むだけで済む。「増築や改築の需要が伸びている中で、技術者が直接赴くことなく、営業担当者が現場調査できれば、案件数をどんどん取ってこれる」(MetaMoJiの説明員)という。

「GEMBA Note for Business」を使えば写真にそのまま寸法情報を書き込めばよい


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