教えたことができる範囲と考えるべき!!

教えたことができる範囲と考えるべき!!

前回の話は、中国工場の購買部で取引先に通知を出す必要があり、購買担当者に担当の取引先に通知をするように上位者から指示が出ました。

方法はFAXまたはメールのどちらでもよいということでした。

ほとんどの担当者がメールで取引先に通知内容を送っていました。

ところが、購買担当者の1人が取引先に一斉にメールをした際に、BCC送信にしないで取引先のアドレスをすべて宛先に入れていました。

取引先には送信したこちらの取引先名がすべてわかってしまった、という内容でした。

 

同じ内容の通知をする場合、複数の取引先に一斉にメール送信をすることはよく行うことでしょう。

ただし、その場合には、どの会社宛に送ったかわからないようにBCC送信を使わなくてはいけません。

要するに複数の取引先にメール送信するのにBCCを使わずに、普通にメールしてしまったと言うことです。

 

「そんなことも知らないのか」と怒ってはいけません。

知らないこと、教えられていないことは、出来ないと考えなくてはなりません。

特に中国人スタッフのビジネスマナーに関しては。

怒る前にちゃんと教えたことがあるか、思い起こしていただきたい。

もし教えたことがなければ、それは担当者の責任ではなく教育しなかった上位者・自分たちの責任と考えることが必要です。

もう一つ、なぜBCCで送信しなくてはいけないのか、ここをきちんと理解させることが大事なことです。

これが抜けていると同じミスを起こす可能性が高くなると思って間違いないですね。

 

資材部門にとって、取引先名は重要機密事項です。

それがメールアドレスから取引先にわかってしまう。

自分で会社機密をばらしていることになる訳です。

 

果たして日本の新入社員であったらどうであろうか。

新入社員が100人いたとしたら、全員きちんとBCC送信するでしょうか?

 

toimprove/” target=”_blank”>出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/