初めての研磨
先日、評価と勉強の一環として「研磨」というものを初めて経験しました。
今日の話は「初めての研磨」です。
まず研磨とは、対象物を(対象物よりも)固い素材でこすり、より平滑な表面にする作業のことです。紙やすりで木材を削り、仕上げをするなんて経験が皆さんあるかと思います。
結局のところ、この研磨という作業は、表面の傷をより小さい傷にしていくという作業になります。
どういうことかと言いますと、表面を研磨剤によってどんどんと削っていくことで平滑にしていくということは、研磨剤の凹凸に、削りたい表面を合わせるということになります。(下図参照)
つまり、研磨剤の表面よりも削りたい表面の凹凸が小さいと削れませんし(下図参照)
研磨剤の凹凸よりも大きいサイズの固いゴミが混入したり、研磨を行う場所が平らではないと、せっかく削った表面が台無しになってしまいます。
これを防ぐためには、
①そもそもごみが少ない環境にすること
②削りかすを洗い流せるようにすること
③平らな場所で研磨を行うこと
④研磨を始めたら、サンプルをむやみに傾けたり持ち上げたりしないこと
などと、多くのことに気を付ける必要があります。
この他にも、
- 研磨剤と試料の種類
- 研磨剤の凹凸の大きさの選択
- そもそも研磨自体の種類 etc…
と、この場で語るには文字数が足りなすぎるほど奥が深いものということを学びました。
まだまだ知らないことがたくさん、これからも分野は気にせず幅広く学んでいけたらと思います。