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六本木には四輪駆動でないと走れない場所がある (齊藤由希,[MONOi...

2016/10/31 IT media

六本木には四輪駆動でないと走れない場所がある (齊藤由希,[MONOist])

 メルセデス・ベンツ日本は2016年2月9日、新型SUV「GLC」を発売した。SUV「GLK」の後継モデルとして全面刷新し、「Cクラス」と同等の安全技術や快適装備を搭載したため車種名をGLCに変更した。フルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載するGLCの発売に併せて、東京・六本木にオフロードコースを用意し、4MATICの性能を体験できるイベントも実施している。税込み車両本体価格は628万円から。

2016年2月9日に発売した新型SUV「GLC」 (クリックして拡大)

SUV版Cクラス

 GLCのエンジンはGLKから大幅にダウンサイジングした。GLKは排気量3.5l(リットル)のV型6気筒自然吸気エンジンだったのに対し、GLCはCクラスと同じ排気量2.0lの直列4気筒ターボエンジンを搭載した。これによりGLCは、最大トルクはGLKよりも20Nm減の350Nmとなったが、JC08モード燃費はGLKの11.7km/lから13.4km/lに改善した。

 また、9速ATと組み合わせることにより、変速ショックの抑制と燃費の改善を両立した。空気抵抗の改善も燃費に貢献している。ボディの細部まで空力を最適化し、空気抵抗係数(Cd値)はGLKの0.34から0.31に向上した。

 2016年内にプラグインハイブリッドモデルを、2017年にはディーゼルエンジン搭載車を投入する。

「GLC」は「Cクラス」と同じ排気量2.0lの直列4気筒エンジンを搭載し、JC08モード燃費はGLKの11.7km/lから13.4km/lに改善した (クリックして拡大)

 GLCの外形寸法は全長4660mm×全幅1890mm×全高1645mm。居住性を高めるためGLK比で全長が110mm、全幅も50mm増えたが、Cクラスと同様の軽量化技術により、車体重量はGLK比60kg減の1800kgを達成した。Cクラスはボディシェルの50%にアルミニウムを使用した他、高張力鋼板を組み合わせてホワイトボディで前モデル比70kgの重量を削減している。GLCも同様にアルミニウムを多用した。

「GLC」の外観 (クリックして拡大)
「GLC」の外観 (クリックして拡大)

 車載情報機器もCクラスと同じ「COMANDシステム」を搭載している。8.4インチのディスプレイと、クリック入力やタッチ操作に対応した「COMANDコントローラー」を組み合わせて利便性を確保した。

「GLC」の運転席(左)。車載情報機器「COMANDシステム」を操作する「COMANDコントローラー」(右) (クリックして拡大)
「GLC」の運転席(左)。車載情報機器「COMANDシステム」を操作する「COMANDコントローラー」(右) (クリックして拡大)

 さらに、Cクラス同様の安全機能も標準装備とした。最大500mの範囲で検知可能なステレオカメラと、近距離用の25GHz/中長距離用の77GHzのミリ波レーダー合計6個を組み合わせて車両の周囲360度をセンシングする。車間距離を維持しながらステアリング操作をアシストする自動追従機能や、歩行者の検出や車両の飛び出しの検知に対応した自動ブレーキなどを搭載している。

六本木でSUVの性能をフルに試そう

 GLCは、最新のフルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載していることも特徴の1つだ。エンジントルクを前輪45%、後輪55%の比率で配分し、さまざまな天候や路面状況下で最適なトラクションを発揮できる。

 GLCの4MATICの機能をはじめ、メルセデス・ベンツのSUVラインアップのオフロード性能を東京都内のど真ん中と言っていい、六本木で体験できる施設が登場した。ショールームの「Mercedes-Benz Connection」にオフロードコースを用意しており、2016年5月上旬までの期間限定で体験イベントを実施している。

 来場者に岩場を模したコースや最大傾斜45度の急斜面でフルタイム四輪駆動の性能を試してもらうことが目的だ。凹凸のある道で車輪が浮いて空転しても動力を適切に配分して走り抜ける運転操作を体験できる。

完全にタイヤが浮いても登りきれる(左)。最大傾斜45度の坂を登る(右) (クリックして拡大)
完全にタイヤが浮いても登りきれる(左)。最大傾斜45度の坂を登る(右) (クリックして拡大)


公道ではありえない状況でフルタイム四輪駆動を試せる (クリックして拡大)
公道ではありえない状況でフルタイム四輪駆動を試せる (クリックして拡大)


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