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中高生と企業が本気でものコトづくり!“創造力の甲子園”に行ってきた!【...

中高生と企業が本気でものコトづくり!“創造力の甲子園”に行ってきた!【後編】

「Mono-Coto Innovation 2016」東京大会、最終日にもお邪魔してきました。後編です。前編、初日の様子はこちら。

最終日はいよいよアイデア予選。初日、2日目と練ってきたアイデアをプレゼンし、テーマごとに地方決勝に進む3チームを決定します。

アイデア予選の審査基準とルール

前編でも少し触れましたが、予選の審査基準と各チームの発表時間は以下のとおり。

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審査員はテーマ企業3社3名に加え、学習塾「Qubenaアカデミー」を運営する株式会社COMPASSのCEO神野元基氏、クラウドファンディング型EC事業を手がけるきびだんご株式会社の松崎良太氏、ロボットベンチャー・ユカイ工学のCEO、ピクシブ株式会社のCTOである青木俊介氏、子ども向け電子機器の製造・販売を手がけるPiccolo株式会社のプロダクトプランナー森澤洋子氏の合計7名。

プレゼンの時間も細かく設定されており、所定の時間を過ぎると容赦なく終了となります。

3日間の集大成を発表! 白熱のプレゼンタイム

全部で18チーム、工夫を凝らしたプレゼンが見られました。中高生ならではの課題を示し、それを解決するためのアイデアをパワポや寸劇、動画、音声などを活用して紹介します。

質疑のターンでは、審査員から「既存製品じゃだめなんですか?」「想定してるユーザーは学生だけ?」「製品化の際はどんな素材を使いますか?」といった、なかなかシビアな質問が投げられるものの、正確に質問の意図を受け止め、道筋を立てて説明する姿が印象的でした。

富士通デザイン株式会社「パーソナルコンピュータの再定義」

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コクヨ株式会社「日ごろの不満を解決する文具」

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クロステックスポーツ株式会社(ゼビオホールディングス株式会社)「中高生のスポーツ部活動の場で欲しくなるモノ」

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地方決勝に進む9チームが決定!

プレゼンを経て、地方決勝へ進む9チームが決定。

このあと11/27に開催される東京大会地方決勝までにプロトタイプを製作し、再度プレゼン審査をおこないます。そこで勝ち残った1チームが来年4/1の全国決勝において、山形大会、京都大会で勝ち上がってきたチームと勝負。

今回1位をとったチームからは以下のようなコメントがありました。

「PCの再定義」1位:ハッソウのたまて箱

「今回出したアイデアも(プレゼンで審査員に指摘されて)類似製品のコンセプト発表が最近出てきたと知った。注目しているシーンに間違いはないということでもあるので、これから3ヶ月間かけてこのチームなりのPCにさらに変えていきたい」

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「日ごろの不満を解決する文具」1位:SO

「意見とインサイトの整理の仕方をこのプログラムを通じて教えてもらったことで、チーム内で意見を言い合えるようになった」「2日目の夕方までアイデアがまとまらなかったので、今はホッとしている」「1位通過はしたものの、今のアイデアを次のステージにつなげないと厳しいと思っている。がんばりたい」

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「中高生のスポーツ部活動の場で欲しくなるモノ」1位:DECO-BOCO

「めっちゃ泣きそうです。メンターや企業のみなさんに助言をいただいたりして本当にお世話になりました」「創造性をもっと豊かにして、どんどん新しいことに取り組みたい。課題もあるので、そこをこれからがんばりたい」

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このように、すでにみんな次の地方決勝を見据えています。今回のアイデアがどんなカタチになって現れるのか、本当に実現できるのか? 実際に見るのが楽しみです!

中高生とコラボしたい製造業企業を募集中

今回お邪魔した「Mono-Coto Innovation」を主催するのは、デザイン思考を活用したスクールの運営やイベントの企画を手がける株式会社Curio Schoolと、製造業向けのコンサルティング業を行う株式会社O2。

Curio Schoolでは、ものづくりを行う企業と中高生のコラボをさらに積極的に行っていきたいとのこと。そんなCurio Schoolの染谷氏に話を伺いました。

「今、中高生がものづくりの楽しさ・難しさを知る機会がないままキャリアの選択を迫られている現状があります。

プログラミングやITに関する知識を得る機会は増えている一方で、それらの知識をハードと組み合わせることでどんな面白いことができるのかという視点をサポートする機会は少ないと言えるでしょう。

それは、製造業界への人材流動性がどんどん下がっていくということを意味します。

私も元々ハードエンジニア出身ということもあり、特にハードウェアの開発プロセスを経験する機会のコーディネートは設備も、スキルも、ノウハウも独特のハードルがあると理解しています。

しかし弊社と製造業のコンサルティングに特化したO2が組むことで、そのハードルを乗り越えてモノづくりの楽しさを体感できるプログラムやサポート設計を実現できる強みがあります。

そもそも誰のために、何のために、どのようにして役立てるプロダクトを創るのか。デザイン思考を活用しながらこれらの問いに対して深い思考と試行を重ね、新しいモノ・コト創りに取り組む機会は参加する中高生にも、テーマ出題企業にとっても双方に深い学びと気づきを生み出します。

単なるワークショップでも、ハッカソンでもない、企業と学生伴走型の新たな知恵の通り道となるオープンイノベーションプログラムを日本全国に広めるべく、パートナーとなれる企業様を我々は広く募集しております。詳しく話を聞いてみたい、実際にプログラムを見学したいなど、ご興味を持たれた企業様は是非弊社までご連絡ください。」

 

今後控える地方決勝や全国決勝は、ぜひ多くの製造業企業に実際に会場で見ていただきたいとのこと。中高生と企業のものコトづくり、ぜひチェックしてみてください。もちろん、ものづくりニュースでも引き続きお伝えしていきます!

今後のスケジュール

■京都大会地方決勝:11/6(日)13:00〜 @京都工芸繊維大学
■東京大会地方決勝:11/27(日) 13:00〜 @日本科学未来館
■山形大会地方決勝:12/10(土) 13:00〜 @山形銀行本店大会議室

■全国決勝大会:2017年4月1日(土)@日本科学未来館

「MONO COTO INNOVATION」

<問い合わせ>
info@mono-coto-innovation.com


株式会社アペルザで「ものニュー」の記事制作をはじめ、コンテンツ制作を担当しています。これまでひたすら文系人生だったこともあり、ものづくり関しては何がわからないのかもわからないレベルです。ものニューを通じて私も知見を広げていきます。得意なことはけん玉で、特にうぐいすと灯台系は自信があります。