不具合の原因には必ず変化点がある?!
駐在員だった頃、ある焼結部品で直近に納入された3Lotで割れ、欠け不良が多発していることに気が付きました。
ちなみにこの部品、月1万個ほどの購入数量でした。
この部品を製造しているのは、台湾系企業の中国工場でした。
このメーカーを呼んで不具合に関する打合せを行いました。
ところが、メーカー側は生産に変化点はなく、思い当たることはないと回答してきました。
それでは改善対応に向けた打合せにならないので、当社でのその部品に関する品質実績を見せ、最近の3LotではそれまでのLotに比べ割れ・欠け不良が明らかに多い事実を認識してもらいました。
この不良率推移データと最近発生した不具合の現品を見せて、最近のLotに問題があることをメーカー側も認めました。
事実を認識したうえで至急、工程での変化点、原因を見つけるべく再調査を行ってもらいました。
そして再調査の結果、変化点が見つかりました。