6月14日:世界献血者デー
6月14日は、世界献血者デーです。“血液”という“いのちを救う贈り物”をくれる献血者に感謝し、血液製剤を必要としている人がいることを広めるとして、国際赤十字・赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が2004年に制定しました。
献血といえば注射針。一般的に、針は“細く”“鋭い”方が痛みを感じにくいそうです。採血時に使う針ではありませんが、金属加工を手がける岡野工業株式会社では、2005年に蚊の針と同レベルの「痛くない注射針」を開発しました。板金を巻いて造る新製法によって、穴の直径40ミクロン、外径200ミクロンを実現。依頼したのは医療機器メーカー・テルモで、同製品は2005年度グッドデザイン賞を受賞しています。(製品名:「ナノパス33」)
ちなみに「ナノパス33」はインスリン用注射針。採血でこのような細い針を使用すると、圧がかかりすぎることから摩擦が起こり、赤血球が壊れてしまうそうです。
「インスリン用注射針 [ナノパス33] 」GOOD DESIGN AWARD