ものづくりニュース by aperza

観光地の“おもてなし”、スマホのソーラー充電スタンドをシャープが発売へ...

観光地の“おもてなし”、スマホのソーラー充電スタンドをシャープが発売へ (三島一孝,[ITmedia])

 シャープが新たに製品化したソーラー充電スタンド「LN-CA2A」は、太陽光パネルと充電池、LED照明などが一体化した設備である。これらの組み合わせにより、スタンド上部に設置した太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に充電する。その蓄電池の電力を使って携帯電話やスマートフォンの充電および、夜間の照明に使用するというシステムである(図1)。



図1 シャープのソーラー充電スタンド「LN-CA2A」の設置イメージ図 出典:シャープ

 新製品にはシャープが展開する太陽電池モジュール「BLACKSOLAR」を搭載。太陽電池モジュールは2枚で公称最大出力は184ワット(W)としている。充電池は電池容量が12ボルト(V)−38アンペアアワー(Ah)の電池が3台となっている。太陽電池と充電池の組み合わせにより、商用電源に接続することなく独立型充電システムを実現していることが特徴である。

 充電用端子は、AndroidやiPhoneなどのスマートフォン端末やフィーチャーフォン(一般携帯電話)端末まで幅広く対応している(図2)。充電口数は4口で、充電池容量に対する充電対応台数は約60台としている。



図2 充電ボックスの様子 出典:シャープ

東京都などから委託を受けた「シティチャージ」

 シャープでは、東京都などから委託を受け、2015年10月に東京タワーのふもとにソーラー充電スタンド「シティチャージ」を設置(図3)。同スタンドが日本で初めての独立型のソーラー充電スタンドだとされている。同ポイントに設置後、都内の「虎ノ門ヒルズ」に2カ所目が設置されている。



図3 東京タワーのふもとに設置されたソーラー充電スタンド「シティチャージ」

 ソーラー充電スタンドは、既に米国・ニューヨークやアラブ首長国連邦のドバイなどで設置が広がっており、今後は観光地など観光客の集まる地域の付加価値向上に向けて需要が高まると見られている。さらに、商業電源への接続が不要なため、地域の防災拠点に設置することで停電時の充電ニーズへの対応が可能となるなどの利点もあるという。

 シャープではこれらの需要があると見込んだことから同製品を商品化。希望小売価格は250万円(税別)とし、2016年8月25日に発売する。完全受注生産としており、注文が入った時点で生産を行う。


スマートジャパン」は、日本各地の企業・自治体にとって喫緊の課題である電力の有効活用と安定確保に向け、節電・蓄電・発電のための製品検討や導入に役立つ情報を提供します。企業や自治体の総務部、システム部、店舗運営者、小規模工場経営者などの方々に向けて、電力管理や省電力化を実現する製品情報、導入事例、関連ニュースをお届けするほか、製品カタログや利用ガイドなども掲載していく予定です。 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/