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ものづくりってこんなに楽しい!ドイツの青少年への製造業教育[ハノーバー...

ものづくりってこんなに楽しい!ドイツの青少年への製造業教育[ハノーバーメッセ訪問記⑨]

世界最大の産業見本市ハノーバーメッセの取材訪問記。第9回目は視点を変えて、ドイツの青少年への製造業教育の取り組みをご紹介します。

ヨーロッパの展示会というと商談の場のイメージが強く、基本的にはビジネスマン以外お断りというイメージがあります。でも、実際には、展示ブーストは別のパビリオンでは、青少年向けのイベント Tec2You を行っており、若い人々に製造業に親近感を持ってもらい、将来の就職先として認知してもらうような取り組みが見られました。

Tec2Youのコンセプトは 「 finde deinen traumberuf (夢の仕事を見つけてね)」 高校生くらいの若者が多く参加していました

フエニックス・コンタクトは制御盤を使ったゲーム。組み立て?トラブル解決?指示を受けながら制御盤をいじっていました

シーメンスは、電子工作の体験コーナー。はんだ付けも自分で行います。Tec2You全体の運営が若い人たちが多かったのが印象的です。若い社員とかインターンなのかな

PEPPERL+FUCHSは、ピタゴラスイッチのような装置。オートメーション機器を駆使したハイエンドピタゴラスイッチでガムがもらえます

リタールは、制御盤ユニットパズル。バラバラになったピースを元どおりに組み立てます(手ぶれで画像がおかしいのはご愛嬌ということでお許しください)

ハーティングは、撮影した自分の顔がその場で缶バッジになるアトラクションを。これぞマスカスタマイズですね

日本には優れた技術や製品を持ち、世界のニッチトップの優良企業がたくさん存在します。でも、世間的な認知度が低いが故に人材の採用活動に苦労している。特にBtoB領域はその傾向が強く感じられます。

いま日本経済の稼ぎ頭がBtoBに移るなか、いかにしてBtoB企業の世間的な評価を高め、有望な就職先として認知させるかは大切な問題。展示会を含め、企業の地域貢献やCSR活動を通じて、若い人々や地域と密着する姿勢というのはこれから今以上に重要になると思います。

その点、このTec2Youは、ドイツのBtoB企業と青少年達の距離を埋めるための素晴らしい取り組みだと思います。地元、自国の企業に愛着を持ってもらうというのはとても重要なことです。日本の展示会でも、高校生や高専生、大学生の姿を見かけますが、まだまだ数は少なめ。こうした取り組みを参考にしたいですね。

※参考:Tec2You

まだまだ他の写真もありますので、そちらもお楽しみにーー!!

ものづくりニュースのインスタグラムでは、ハノーバーメッセの会期中に撮影した写真をアップしています。ぜひこちらもご覧ください!
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参考:ハノーバーメッセ公式サイト(ドイツ語・英語)
参考:日本能率協会、ドイツメッセ日本代表部


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイトで編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ